2005年4月5日号(No.475)



目次

*『NYのバカたち3』
*『編集後記』
*『今週の歌』
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『NYのバカたち3』

 いきなりすごい投書が来た。例のバカども(「駐在員のバカ」「ニューヨー ク採用のバカ」「アメリカ人社員のバカ」)に関するご意見である。
 ほぼ無修正でそのまま載せることにした。お楽しみいただきたい。
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 日系商社に勤めて10年になります。良い意味で、いろんなことを見てまいり ました。短くまとめるとほんとステレオタイプになってしまいますので、だら だら書いてしまいましたが、予めご了承ください。
@「駐在員のバカ」
【バカが駐在する理由】
 当社ではもともとニューヨーク派遣はエリートコースと決まっていて、有能 な駐在員を送る方針でいたのですが、実際物分りのある有能な駐在員がマネジ にいたのは10年くらい前まで。バブルがはじける前何をしなくても儲けられる 時代に昇進しちゃったどうでもいいバカばっかりが5年位前から派遣されてい ます。
 今そのバカさ加減には目も当てられません。お陰で業績はぼろぼろ。駐在員 カットは当たり前、半分くらい減ったものの、残りは現地採用に押し付けて ボーナスカットしたりバカアメ社員を辞めさせたり、いろんな改革がここ5年 間行われました。
 バカ駐在員がマネジにいてもなんとかやってけるのは、結局親会社が海外店 の利益が吸収してしまうから。海外店がコスト削減とかでなんとか回ってれば 親会社にとってはそれで十分。海外に拠点があればそれで役目を果たしている わけです。
 経費を少しでも削減して現地採用にボーナスを上げてやる気を出させると か、そんな面倒なことをするより、今の状態を維持できれば彼らにとっては、 駐在員という立場でいろんな補助金がでるし、海外生活できるし、貯金も増え るし、それでよいのです。
 それに、どんだけ頑張っても、今の北米の景気では伸びるものもあんま伸び ない。どの業界も会社が合併したり買収されたりしてここ数年どんどん縮小し ました。
 今の時代、アジアの戦力の方が欧州やアメリカ大陸より断然強いです。そこ に親会社が力を注いで有能な社員をそっちに送りこんでいるだけだと私は思い ます。しばらくはバカ駐在員の居場所は欧州やアメリカ大陸というのが私の見 解です。
【バカの理由】
 彼らを見ていて個人的に一番腹が立つのが、根本的にスケベであること、そ してそれを隠そうとしないこと。社会人生活何十年やってても大人気ない。ア ンプロフェッショナル。クラブの女の子から電話がかかってくると鼻が垂れて もうスケベ根性丸見え。
 「接待」とは名ばかりの目的で底なし経費を使いまくり、ボーナスカット続 く「不況」とは言え、必ずリモ代とピアノバー代にはその倍以上の金を掛け る。矛盾肯定、支離滅裂。社員には「不況だから」「業績良くないから」「昇 給なし」「ボーナス無し」とか言うくせに、尻がでかいからとか顔がいいから とか訳の分からない理由で(これ公言できないけどそうとしか思えない)無能 社員を辞めさせられない(対象ニューヨーク採用の現地日本人女性多い。下記 ご参照)。
 訴えられるのを恐れてアメリカ人社員には甘い。あからさまに女性差別(有 能な女性ほど損、無能で肌露出度大、胸でか、尻でかプラス、「接待」のお供 をする女性ほど重宝される)、男性優遇、黒人やヒスパニックは訴訟を恐れて いるのであまり何も言えない。
 度胸が無い割には態度がでかい。無能なくせに「自分は秘書が必要」な立場 だと思っている課長クラスの人間がやたら多い。
 この時代、商社に勤めながら英語がまともにしゃべれない奴が多い。現地採 用の部下に無関心・無神経な奴が大半、下手くそ英語も手伝ってコミュニケー ション下手、そのくせ上司には腰が低い。自分たちは毎晩車のくせに、現地採 用(特に女性)がやむおえなく残業して、帰る時間が遅くなり車で帰ることを 要求すると渋るもしくは承認しない。
 全体的にけち。みみっちい。ニューヨークに住みながらニューヨークのこと を全然知らない。知っているのは夜のお遊び場(飲み屋やクラブやバー)、 「接待」の為の娯楽(スポーツ観戦、ブロードウェイ・ショー、ジャズクラブ など)、日本食レストラン、他のレストランは全部ワンパターン。趣味はゴル フ以外、能が無いからやらない。単純バカ。応用が利かない。
@「ニューヨーク採用のバカ」
 ニューヨーク採用の一番悪いところは、ニューヨーカーであるが為、態度が でかいところ。誰が何を言おうと、自我を押し通すこと。人の言うことに耳を 貸さない、従ってバカ。
@「アメリカ人社員のバカ」
 バカ駐在員の馬鹿さと人口を比べたら圧倒的に少ないが、日系企業に必ずい ます、特に規模が大きい会社ほど多いです。
 先ず、新入社員で多いのが、未熟なやつ。会社を社交の場と勘違いしてい る。感情的。すぐ過敏に反応。追い込まれると泣く。
 全体的に、アメリカ人バカ社員はだらだらしてます。遅刻出社多々、勤務時 間中の使用電話多々、時間内に仕事を終えられない、間違いが多い、言い訳ば かりで実がなってない。向上心全く無い。
 そういう仕事が出来ないバカ社員が何年でもいられちゃう日系企業が、根本 的に悪いんでしょうけれど。
@「現地採用日本人社員のバカ」
 駐在員やアメリカ人社員とは全く違う種類の人間です(注:当社ではグリー ンカード保持者またはビザサポート必要ない社員のみ採用しております。その ため、殆どの現地採用の日本人社員は現地に残りたい、意欲のある人間で す)。 ニューヨークにいる理由のある人、例えばアメリカ人と結婚した人、 アメリカで大学を出た人、アメリカが日本より好きな人、アメリカの文化が体 質に合っている人、などなど、日本でのほほんと住んできた日本人・駐在員よ り根性・目的、しっかり持ってます。
 その中でも主に二つの人種に分かれます。1)実力があってアメリカで成功 したい人間と2)実力無いのになんとなくアメリカに居残り、ニューヨーク生 活を楽しみ、実績も無いので日本に帰れない人間。
 バカは後者に当たります。何がアメリカ人社員と違うかというと、先ず英語 が出来ない、発音が悪い。日本語の使い方がアンプロフェッショナル(駐在員 とは「○○くうううん」とフェルモン出っ放し状態で会話する)。これ、日本 人女性の場合。
 日本人男性の現地採用のバカは、男性であるが為駐在員と似たような行動を 集団ではするが、仕事が出来ないのでバカ。駐在員と同じくらいスケベだった りする。両者に共通する「バカ」要因は、結局「なんとなく」アメリカにい て、「なんとなく」ニューヨークにいて、日本に住んでいる日本人のように、 「なんとなく」でいままで通してきちゃった、のほほんとしている部分だと思 います。
 こんなところでしょうか。
 上記派閥間で、一番問題になるのが、給料・昇給・昇進など職場での待遇に ついて。無能なくせに駐在員というだけで、なんで現地採用の何倍も収入が多 いのか(少なくて5倍、多いと10倍)、何故補助金が出るのか、車を乱用でき るのか。社員の管理ができず(マネジが何であるかも分からず)何故管理職で いられるのか。無能なくせにアメリカ人というだけで、何故辞めさせられない のか。向上心が無い人間を何年も雇えるのか。何故態度がでかいのか、相手に 敬意を示さないのか(これ、現地採用も駐在員も当てはまります)。
 結局、これら派閥が対立する原因に「お金」が大きく関わっていると思いま す。特に現地での経験の少ない駐在員の優遇さ、経費の社風、マネジ倫理の なってない終身雇用の結果で管理職になってしまった人間の存在、そして会社 を長い目で見ることのできない人間の派遣。これらがノルマとされている古風 な日系企業が未だ海外に拠点を持ってしまえることが、一番の問題。
 「駐在員を刺す」には、先ずその源であるお金を断つ必要があります。実 際、ここ数年見てもご存知のように日本食レストランも減り、ニューヨークに 拠点を置く日系企業の数も減りました。しかし、本当の意味でバカ駐在員を肥 やしているのは、日本に長く続いている閉鎖的社会・男尊女卑・終身雇用の文 化自体ではないのでしょうか。
 根本的に「駐在員を刺す」には、そういう文化が未だ続いている日本の社会 環境を見直して改革していくべきではないでしょうか。つまり、キャリアにつ いて、ビジネスについて、もっと真剣に、偏見のない、長い目で物を考える人 間を教育していくことが、これからの日本の目標であり、国際社会から追放さ れない唯一の手段だと、私は思います。
                     みーこ
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 思わずうなずいてしまう部分が多々ありますな。
 こういう激しい投書っていいよね。載せがいがあるというか、なんという か。ウェブではよく見かける意見だが、紙に載ることは意外に少ないのであ る。やはり駐在員批判ネタはタブーだからね。
 駐在員のバカ度に関しては、この投書でかなり出尽くした感がある(ニュー ヨーク採用やアメリカ人社員のバカ度は、もっと掘り下げることが可能だ が)。
 私が今後フォーカスしたいのは、それぞれの具体的なバカ技(ワザ)であ る。
 一体彼らは、どのようなシチュエーションでどういうバカ行動やバカ発言を するのか。
 できるだけ具体的な話がいいよね。読んでてそのシーンが頭の中に浮かぶよ うなヤツね。
 私もいま、一生懸命ネタ集め中である。
 なんで、Nuts読者の皆さんもそういう話をご存知でしたら、ぜひ投書して ちょうだい(送り先:nynuts@rcn.com)。
 よろしくお願いします。
                     ひろ
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『編集後記』

 日本から帰ってまいりました。
 ホントは3月31日号を出すはずでしたが、またまたナマケててお休みしま した。どうもスイマセン。
 今回の日本帰国の目的は、親に孫の顔を見せることと、かみさんのバケー ション。私はかみさんとマイサンのためにマジで尽くしました。
 行きの飛行機の中では、マイサンがちゃんと耳抜きできるかどうか、かなり 心配しましたが、なーんてことはなかったですな。ツンツン抜けてたみたいで した。
 耳の抜けがいいということは、将来いい素潜り漁師になれる可能性大なので あります。ここまま抜けのいい耳をキープしてほしいものです。
 かみさんのほうは、毎日100円ショップ漬けでしたね。でも、なかなか買 わないんだ。これが。
 結局、10回ぐらい行って、5品ぐらいしか買わなかったからなあ。さすが ですな。
 それにしても、やっぱり日本は食いもんうまいわ。サービスもいいし。メロ ンパンが大流行みたいで、あれをニューヨークに持ってくれば結構イケるか も、とか思っちゃいました。
 いろんなケースがあると思うのですが、私の場合、こちらにいればいるほ ど、日本に対して違和感がなくなりますね。許せるようになったというか、肩 の力が抜けたというか。トシをとったからでしょか。
 では、また来週。
                   ひろ
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『今週の歌』

「3人で 初めて帰った ニッポンの
      思い出 相撲に100円ショップ ひろ」
           


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