2005年4月12日号(No.476)



目次

*『今週の問題』
*『NYのバカたち4』
*『ピラミッドのど真ん中2』
*『お金がほしい6』
*『編集後記』
*『今週の歌』
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『今週の問題』

 主夫になるために会社を辞めた。
 今後は、家事と育児に専念することになる。
 約7年半のサラリーマン生活だった。
 朝起きて、会社に行って、夜帰るという日々。比較的マジメなサラリーマン だったと自分でも思う。その“比較的”が、どのくらい“比較的”かが問題だ が。
 主夫生活に突入するにあたり、「いまの気分はどうですか?」と聞かれれ ば、「コワい」と正直に答えてしまうだろう。
 何がコワいって、基本的な自分の居場所が「うち」なのである。
 家事や育児はなんとかなる。マイサンともそれなりにうまく付き合っていけ ると信じている。
 しかし、自分の立ち位置が「うち」というのだけが、なんだか不安なのだ。
 これまで私は、「海」「畑」「スーパーマーケット」「大学」「寿司屋」 「オフィスビル」などを生活の縄張りとして生きてきた。
 「うち」はあくまでも帰る場所だったのである。
 それが主夫になったら、なにがなんでも「うち」なのである。おのれの人生 が「うち」内で完結してしまうのだ。
 「うち」中心の生活を否定するつもりはない。そういう人たちもたくさんい るでしょうし。
 ただ、コワいのよ。「ノイローゼになったりしないかしら」とか本気で思っ ているのである。
 コワいならやめればいいだけの話だが、でもやってみたいのである。なんか 矛盾してるけどね。
 また、我が家の場合、かみさんのほうが稼ぎがいいときている。さらに、日 本語の問題もある。
 私が一番コンサーンしてるのは、やっぱり日本語だ。かみさんがうちにいた ら、日本語なんか学べないもんね。
 以上のような事情で、今月から私の主夫生活が始まった。
 不安でいっぱいだが、ひとつうれしいのは、ナニモノからも自由になったこ とかしら。ちょうど、この『週刊Nuts』を始めた頃みたいに。
 これからは、のびのびやります。
                    ひろ
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『NYのバカたち4』

 前号で掲載した投書の内容を少しまとめてみた。今後の話の展開にぜひ使わ せていただこうと思いましてね。
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@「駐在員のバカ度」
 ・現状維持思考
 ・“スケベ”アクション
 ・経費使いまくり
 ・矛盾肯定
 ・支離滅裂
 ・アンフェア
 ・アメリカ人社員にアマい
 ・女性差別
 ・態度デカい
 ・英語ができない
 ・コミュニケーション下手
 ・上にペコペコ、下にエラそう
 ・社員の管理ができない
@「アメリカ人社員のバカ度」
 ・未熟
 ・感情的
 ・過剰反応
 ・泣く
 ・だらだら
 ・遅刻常習
 ・仕事が遅い
 ・間違い多々
 ・言い訳ばかり
 ・向上心なし
@「ニューヨーク採用日本人社員のバカ度」
 ・英語ができない
 ・きちんとした日本語がしゃべれない
 ・仕事ができない
 ・駐在員にペコペコ
 ・意外とスケベ
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 こうやってみると、アメリカ人社員とニューヨーク採用のバカ技が少ない。 これからガンガン加えていくことにしよう。
 さて、以前にも書いたように、この連載のゴールは「日系企業が利益をあげ ることを邪魔してるバカ」を取り上げることである。
 ただ、ここで言う「バカ」は、ある特定の人物ではない。
 人間だれだってバカな部分を持っている。私が攻めたいのは、そのバカ部分 なのね。
 なので、だれかを指差して「あ〜、バカがいた」とやるつもりはない。あく までも「罪を憎んで人を憎まず」である。
 でも、罪に関しては徹底的にやるからね。
 同時に「スーパー駐在員」や「スーパーアメリカ人社員」「スーパーニュー ヨーク採用社員」についても考えてみるつもりだ。彼らのスーパー技をグッド ・イグザンプルとしてぜひ取り上げたい。
 そのグッド・イグザンプルだが、ニューヨークの日系ビジネス界では意外に そういう話を聞かないのである。
 各日本語メディアも、日系ビジネス関係者を紙面で取り上げる際、ゴルフが 好きだとか子供が何人いるとかいうしょーもない話ばかり書いて、大事なビジ ネスの部分についてはあまり触れないのである。単なる紹介で終わってるわけ ね。
 読者とすれば当然、役に立つ話を読みたい。こうやって社内改革したとか、 職場環境を改善したとかね。
 日本語メディア側も、いろんな付き合いがあってそういうおもしろくもない インタビュー記事を掲載してるのだと思う。その辺は私もよく理解している。
 でも、ウンコ記事と一緒に、ホントにおもしろくて役に立つインタビュー記 事を掲載するのも可能なんじゃないかしらと私は思うのですが、いかがでしょ うか。
 というわけで、この連載ではバカ技と同時にスーパー技も紹介しますので、 よろしくね。
                   ひろ
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『ピラミッドのど真ん中2』

 いきなりだが、最近インスタントヌードルが流行ってないですか。なんだか そのように見えるのだが。
 スーパーとかに行っても、インスタントヌードルのセールをやってたりし て、これまでとはちょっと違う展開となっている。
 確かにインスタントヌードル自体は、以前から売られていた。しかし今回 は、なにやら波のようなものを感じてしまうのである。
 ちなみにピラミッドの話で言うと、インスタントヌードルを食ってるのは、 明らかにピラミッドのど真ん中より下の人たちである。
 それもかなり下。低所得層の人たちが結構食っている。
 うれしいニュースである。日本食がとうとう下から入ってきたのだ。
 同マーケットは、日本食レストランではカバーできない、ひじょーにむずか しいグループである。だって彼らは、日本食レストランにはあまり行かないか らね。
 低所得層を攻める唯一の方法は、彼らの家庭に入ってしまうことだ。
 つまり、「外食」の反対の「内食」にアプローチするのである。
 アジア系の食い物で、彼らの「内食」に入り込んでいるのは、チャイニーズ のテイクアウトぐらいだろう。日本食関係では皆無に近い。
 そこに現れた我らのインスタントヌードル。今後の展開がすんげえ楽しみな んですけど。
 ピラミッドの下からインスタントヌードルが入ってくれれば、ど真ん中攻め もラクになる。
 まずインスタントヌードルに慣れてもらって、そこからレトルト系や電子レ ンジものに引きずり込むことができるかもしれないからだ。
 今後インスタントヌードルがこの国でどのように浸透していくのか、しっか りウォッチさせていただきます。
                    ひろ
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『お金がほしい6』

 サッサと株を買い始めたいのだが、なんか最近マーケットのほうがやたら調 子悪そうなのである。タイミング悪いよなあ。
 そんなわけで、今回はヒマつぶしに「あのときに買ってれば・・・」株につ いて考えてみたい。
 ニューヨークに来て今年で13年になるが、その間にいくつもの米系企業が 激しくブレイクするのを見てきた。
 私の実家が魚屋ということもあり、小売業や飲食業、食品関連の企業には昔 から興味があった。店などに行っても、買い物の前に、その店のオペレーショ ンや陳列などにまず目が行ってしまうのである。
 以下に挙げるのは、私が初めて遭遇した際に、「このビジネスはイケるな」 と思った企業である。つまり言い換えれば、「あのときに買ってれば・・・」 株ってことね。
 それでは始めよう。
◆Starbucks
 この店を見ると、いつもイライラする。本気で「あのときに買ってれば・・ ・」とか思っちゃうのである。
 Starbucksがダウンタウンのアスタープレイスにオープンしたとき、私はこ の店がアメリカのカフェ文化を変えると確信した。
 ちなみに、そのときの株価は10ドル前後。現在は50ドルチョイである。
 5倍よ、5倍。
 ちゃんと買っとけよなあ、ホントに。
◆Cheesecake Factory
 同社は、結構有名なレストランチェーンである。
 確か、ニューヨーク市内にはないよね(あったらごめんなさい)。
 私が初めて同レストランに行ったのは、2000年だったと思う。
 店内の雰囲気もよく、アメリカのチェーン店にしては珍しく食い物がうま かったのである。
 当然のように、その店はお客さんでいっぱいで、私も「この店はイケる」と 素直に思ったのよね。
 そのときの株価は10数ドルで、現在が35ドルぐらい。
 買っときゃよかった。
 続きは次回に。
                  ひろ
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『編集後記』

 主夫になったら書く時間がもう少し持てるかと思ったのですが、アマかった です。主夫はコンスタントに忙しいのでした。
 では、また来週。
                   ひろ
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『今週の歌』

「オムツ替え 散歩にメシで 掃除して
         夕飯作って 一日が終わる ひろ」



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