2005年6月14日号(No.485)



目次

*『今週の問題』
*『NYのバカたち13』
*『Nuts井戸端会議』
*『不動産買え買え作戦8』
*『お金がほしい15』
*『今週の歌』
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『今週の問題』

 最近我が家で、私の小指が問題となっている。
 グラスを持つときに、立てるらしいんですね。小指を。
 40年近く生きてきて、いままでまったく気がつかなかった。数カ月前にう ちのかみさんがノーティスして、初めて発覚したのである。
 それ以降、かみさんの指摘がきびしい。「立てるなって言ってるだろ」。グ ラスで何かを飲んでるときに、かみさんがそう怒鳴るのだ。
 私としても、わざと立ててるわけではない。小指だけが自然と離れてしまう のである。
 また、私の小指は真ん中からちょっと曲がってるんですね。右手の小指は右 側に、左手の小指は左側に、少し折れたようになっているのだ。
 かみさんは「いつ折ったんだ」と私を責めるのだが、折った覚えはまったく ない。もともと曲がっているのである。
 そのひん曲がり具合が、小指を立てることに貢献しているのは間違いない。 グラスを普通に持っても、どうしても小指だけが突き出してしまうのである。
 ただ、そのことを考慮しても、私の小指は立ちすぎである。自分で言うのも なんだが。
 かみさんに指摘されてふと見ると、小指だけがピンと立っているのだ。
 初めて見たとき、ちょっとコワかったですね。かみさんがキレるのも、なん となくわかる。
 一応、小指を立てないようにがんばってみたのだが、グラスに触れる感じが イヤなのである。
 小指だけが異常に敏感とでも言えばいいのだろうか。冷たい場合は冷たさ を、熱い場合は熱さを極端に感じてしまうのである。
 よく冷えた麦茶が入ったグラスなんて、到底触れません。ヒエっとでひるん でしまうのだ。
 また、小指を立てることがほぼ習慣化してるらしく、グラスだけでなく、マ イクなどを持っても立てるらしい。
 40近い日本人のおっさんが、小指を立てながらマイクを持ってる風景。ベ リーコールドだ。
 よくゲイの人が小指を立てるでしょ。あれはなぜなのだろう。
 彼らも私と同じように、小指だけがセンシティブとか。
 でもなぜそれが、ゲイの人たちだけに起こるのかがよくわからない。
 ま、いいか。
 そしてうちのかみさんは、今日も「その指、折るよ」と吠えるのだった。
 ご苦労さまです。
                    ひろ
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『NYのバカたち13』

 ローカル採用の給料を上げるためには、新しいマーケットを切り拓き、売上 を上げねばならない。
 もし、それを邪魔する社員がいる場合は、なによりもまず、彼らを排除する 必要がある。でないと、会社自体もヤバくなるからね。
 「邪魔する社員」として考えられるのは、多くの駐在員と現状維持派のロー カル採用である。その辺については、先週号のこの欄でお話しした。
 で、彼らを排除する方法だが、これがなかなかむずかしい。
 一応、そういうケース、つまり改革派社員が守旧派を追い出したという例 は、実際に存在する。ローカル採用が駐在員を日本に帰したという話もあるよ うだ。
 ただ、私が取材した人たちのほとんどは、「そんなの無駄よ。別の会社に転 職するか、日本に帰るほうがベターね」という意見だった。
 中には、会社の中で凄まじい闘争を繰り広げ、勝つには勝ったが、当人まで ボロボロになっちゃったという人もいた。
 したがって、基本的には「そんなバカたちに付き合ってるのは、人生の無駄 よ」ということなのだろう。
 でも、世の中には物好きもいる。自分の手で会社の未来を切り拓きたいとい う人も必ずいるはずだ。
 そういう人たちのために、私が取材した中から「これはイケるかも」と思う 必殺技をご紹介したい。
 まず最初に、ゴールを設定したい。
 ここでのゴールは、「会社が利益を上げることを邪魔している人物をいかに して排除するか」である。
 「邪魔している人物」の「邪魔」には、いろんなケースがある。
 新しいアイデアを潰すとか、すべて自分の好みだけで決めてしまうとか、コ ミュニケーション能力がないとか、リーダーシップがない、などである。
 通常、必殺技を使わねばならない相手は、「ホントにどーしようもねえな、 おめえは」というレベルのスゴい人物だ。私が取材した「排除」の成功例のほ とんども、そういうタイプの人たちがターゲットだった。
 つまり、みんな我慢して我慢して我慢して、とうとう我慢できなくなって、 一揆を起こしたのである。
 そのときの旗というか、大義名分は「会社の利益を守るため」だ。自分が相 手を好きか嫌いかは、まったく関係ない。あくまでも「会社の利益」が基準な のである。
 さて、問題の必殺技である。
 ・社内で署名を集めて社長に談判し、相手をクビあるいは日本に帰す
 ・日本の本社と交渉して、帰国させる(駐在員の場合)
 ・相手をノイローゼにして働けないようにする
 私が取材した中では、以上が成功例として挙げられる。
 続きは次回に。
                    ひろ
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『Nuts井戸端会議』

 先週8日(水)の『Nuts井戸端会議』だが、参加者は5人だった。
 理想的な数と言っていいだろう。しっかり話すには、このくらいの人数がベ ストである。
 それにしても、いろいろ話しましたねえ。
 ビザ、仕事、中国人、韓国人、アメリカ人、ニューヨーク、アメリカ、日 本、インターンなどなど。
 通常『Nuts井戸端会議」をやる際は、メシも食わず、酒も飲まない。話し、 聞くことに集中するためである。
 上記のようなネタを真剣にというかマジメに語る機会というのは、意外に少 ない。だからやってるんだけどね。
 今回初めてシティコープセンターでやったのだが、結構よかった。トイレも あるし。ただ、場所がちょっとわかりづらかったかもしれない。
 同センターのPublic spaceは、地下にあるんですね。ちょうど吹き抜けに なっていて、1階からも見えるのだが、初めての人には少しわかりづらい。次 回からは、その辺も事前にご説明しておくつもりである。
 なにはともあれ、久々の井戸端会議、楽しかったなあ。
 またやろ。
                    ひろ
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『不動産買え買え作戦8』

 「Foreclosure」という単語を皆さんご存知だろうか。
 電子辞書で調べると「抵当物受け戻し権喪失・質流れ」と出てくる。
 要するに、あなたが家を買うとするでしょ。当然ローンを組むわけですね。
 で、そのローンを払えなくなったときに、お金を貸した銀行があなたの家を 差し押さえて、あなたを追い出し、その家を売りに出すのである。
 そういう物件のことを「Foreclosure」というのだ。
 さて、ここからが本題なのだが、今後その「Foreclosure」が増えるとアタ シ思うのよね。
 このコラムで何回も書いてるように、いまのニューヨークの不動産は高すぎ る。しかし、多くの人たちがその高い不動産を買い漁っている。
 結果として何が起こるかというと、家のローンを払えなくなっちゃうんです ね。
 確かにいまは低金利である。でも不動産自体の値段が高すぎるのだ。
 結構しょーもない地域の、これまたしょーもない家を「50万ドルで買った の」と真顔で言う人たちが、いまのニューヨークには山ほどいる。
 彼らは、かなり無理してローンを組んでるはずだ。もしレイオフされたりす れば、シナリオがすべて変わってくる。なによりもまず、ローンが払えなくな るのである。
 つまり、「Foreclosure」の物件がドンドン出てくるってことね。
 私は、そのときがチャンスだと思っている。
 銀行がどうにかして処理したい物件を安い値段で買い取るのだ。
 人の不幸につけこむのである。
 というわけで、不動産バブルがはじけるのと、Foreclosureの大群が現れる のを、のんびり待つことにしよう。
                   ひろ
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『お金がほしい15』

 今週の儲けは−204ドル3セントだった(2211ドル59セントの軍資 金が2007ドル56セントに)。
 これまでの儲けのほとんどが吹っ飛んだ。なかなか楽しい1週間だった。
 いかにコケたかについては、『株で週400ドル稼ぐ@ニューヨーク』 (http://kabunuts.exblog.jp/)をご覧いただくことにして、今回のコケの原 因は、すべて私にある。当たり前だが。
 欲が出たのと、オタオタしたために、約200ドルがパーになってしまっ た。売るタイミングを間違ってしまったのである。
 やはり、まだ売買の経験が足りませんね。
 そこで、E*Tradeで新しい口座を開くことにした。目的は、株売買の手数料 100回フリーをGetすることだった。
 問題は、うちのかみさんである。反対するに決まっている。
 そこで私は、「今度AmeritradeとE*Tradeが合併するらしくて、そしたらい まE*Tradeがやってる100回フリーってのもなくなるかもしれないから、口 座開くなら、いましかないと思うんですが・・・」とかみさんを説得した。
 フリーものに弱いかみさんは、「だったら、開けば」とスンナリ許してくれ たのである。
 作戦は大成功だった。
 ところが、である。問題はここからだった。
 E*Tradeで口座を開いたのはいいのだが、100回フリーというのは、申し 込んだ日から30日間だけ有効なのである。
 申し込んでも、まだお金を入金してないから、株の売買ができない。そう やって、数日間を無駄にした。
 次に、今回私が開いたのは、Cash Accountというヤツだったのだが、こいつ がかなり厄介だったのである(ちなみにAmeritradeはMargin Account)。
 Cash Accountの場合、株の売買が確定するのに3日間かかるんですね。要す るに、買った株を売ったとしても、その返ってきた軍資金を使うのに3日間待 たねばならないのだ。
 これから株の口座を開こうとたくらんでる人がいたら、Margin Accountにす ることをおすすめする。
 結局、Cash AccountをMargin Accountに変更したのだが、それにまた時間が かかってしまったのである。
 株売買の練習の機会がドンドンなくなってるわけですね。だって、30日間 しかないんだからさ。
 さあ、慌てて練習しましょ。
 というわけで、株で本格的に失敗し始めた私なのであった。
 少しイタい。
                   ひろ
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『今週の歌』

「“今日休み?” と聞かれて主夫に なったこと
          説明している 火曜日の午後 ひろ」
        


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「週刊Nuts」編集部


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