2005年9月13日号(No.496)
目次
*『「日本の祭り」復活11』
*『NYJJ構造改革31』
*『NYのバカたち23』
*『お金がほしい24』
*『編集後記』
*『今週の歌』
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『「日本の祭り」復活11』
祭りの良さを説明するのはなかなかむずかしい。
「来ればわかるよ」
そうとしか言えないのである。
ただ今回の祭りのおかげで、その良さを説明する方法を見つけた。
先週お話ししたように、祭りは1日だけのジャパンタウンみたいなものであ
る。
「ジャパンタウンみたいなもの」
そこがミソなのだ。
つまり、チャイニーズがチャイナタウンに行ったときの気持ちと同じなので
ある。
安心感というか、ふるさと感というか。
祭りでは、日本の食べ物も食べられるし、神輿やパフォーマンスを見ること
もできる。
でも、それらはあくまでも部品である。
ポイントは、祭り全体が醸し出す日本的雰囲気なんだと思う。
たとえば、祭りで売ってた日本食も、自分で作ろうと思えば作れるわけで
しょ。作らなくても、その辺の日本食レストランでも食えるわけだし。
あと、パフォーマンスだって、他のイベントでも見れるのである。
インポータントなのは、それらが大集合して祭りを構成してるってことなの
だ。
店もあって、食べ物もあって、パフォーマンスもあって。
要するに、ジャパンタウンなのよ。
人々は無意識のうちにジャパンタウン的な雰囲気を求めて、祭りにやってく
ると私は読んでいるのだが、いかがだろうか。
祭りに関しては、2つの考え方がある。
「日本文化紹介」と「ジャパンタウン」。この2つだ。
前者の「日本文化紹介」は、その言葉通り、日本の文化紹介に軸足を置いて
いる。後者は上記のように、いろんなものを含んだイベントである。
文化紹介は大切だ。でも、それに傾きすぎるのは危険だと私は思う。
今回の祭りには、日本の小物やTシャツを売ってるブースが結構出たが、そ
ういう店の存在って結構重要なのよね。
ビジネスの匂いというか、イベントの中に商売感があったほうが来るお客さ
んもおもしろいと思うのである。ショッピングとしても楽しめるわけだから
ね。
要するに、祭りは「ジャパンタウン」的であるべきだというのが、私の考え
なのである。
ところで余談だが、「ジャパンタウン」としての祭りだが、前にも書いたよ
うに今回の祭りには、おそろしいほどの数のお客さんが来た。主催者のFEVAは
控え目に5万人と言っているが、私はもっと来たと思っている。
でも、チャイナタウンっていつもああいう状態なのよね。
祭りの場合、ストリート1本だったが、チャイナタウンはいくつものブロッ
クが通行人でいっぱいになるのである。
週末の人出は、何万人ではなく、何十万人だろう。ケタが違う。
祭りの日、イーストビレッジの日系スーパーや日本食レストランは大賑わい
だったらしい。
祭りに来たお客さんが、そちらにも流れたのだ。一種の経済効果ね。
それと同じことが、チャイナタウンでは毎日起こっているのである。つま
り、毎日祭りをやってるのと同じなのだ。
その経済効果を考えてほしい。今回の祭りで日系スーパーや日本食レストラ
ンは大賑わいだったわけでしょ。あれがエブリデイよ。とんでもないよね。
私がここで言いたいのは、「チャイナタウン」という名前を持つことの力で
ある。今回の祭りで言えば、「日本の祭り」というタイトルね。
バラバラではなく、ひとくくりにすることによって、ものすごいパワーを得
ることができるのだ。
ニューヨークに住む日本人は、これまでそのテクニックを使わなかった。
だってニューヨークにジャパンタウンってないでしょ。
もしジャパンタウンがあったら、この前の祭りを毎日やってるみたいなもの
なのである。
もったいないよなあ。
祭りを終えて、つくづくそう思うのでした。
ひろ
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『NYJJ構造改革31』
先週のチャイニーズ系スーパーの続きである。
あらためて思うのだが、チャイニーズ系のスーパーに行くのは楽しい。行く
こと自体がすでにイベントだ。
アメリカ系のスーパーでは、そういう感覚は味わえない。「つまんな〜い」
と言ってもいいだろう。エキサイトメントがほとんどないのだ。
両者の違いに関しては、アメリカ人客も気づき始めている。
アメリカ人と、チャイニーズ系スーパーやチャイナタウンの鮮魚店などの話
をすると、「Fresh」という言葉がよく出てくる。彼らは、チャイニーズ系の
店を「Fresh」だと評価しているのである。
ちなみに、アメリカ系のスーパーに行くと、「Fresh」という言葉がそこら
中に書いてあるが、実際にはじぇんじぇん「Fresh」じゃなかったりする。
これまで、そういうスーパーにしか縁のなかったアメリカ人客たちも、チャ
イナタウンなどの店をきっかけに、「Fresh」の本当の意味に目覚めたのでは
ないだろうか。
それって、チャイニーズやコリアン、そして私たちジャパニーズにとって
は、チャンスよね。生鮮コーナーの「Fresh」さに関するこだわりは、私たち
東アジア軍団のほうが圧倒的に上だからだ。
ニューヨーカーたちが、いまの調子で「Fresh」さに目覚め続ければ、時代
は私たちを必要とするはずである。要するに、ゴージャスな生鮮コーナーを持
つスーパーをオープンできる人たちってことね。
先週も書いたように、チャイニーズ&コリアン&ジャパニーズ系のスーパー
は、ニューヨークのメインストリームのマーケットには、未参入状態である。
現在は、それぞれのスーパーが、見事に住み分けている。
今後、スーパー業界においては、東アジア軍団がメインストリームのマー
ケットに新規参入することになると私は見ている。
切り口は、本物の「Fresh」さだ。
続きは次回に。
ひろ
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『NYのバカたち23』
「相手をノイローゼにして働けないようにする」話の続きである。
では、具体的にどうやったら相手をノイローゼにできるのか。
方法はいろいろある。
あんまり詳細を書くとネタ元がバレてしまうので、軽くしかお話しできない
のだが、ここでは自分より地位が上の人間をノイローゼにするテクニックをご
紹介したい。
ノイローゼ技に関してはサンプルが少なく、共通項というのが絞り込みづら
いのだが、地位が上の人間をターゲットにする場合のココロは、「自爆」であ
る。
自爆するのは、あなたではない。敵を自爆させるのだ。
正確には、自爆を繰り返させることによって、相手を追い込むのである。
どちらかというと、静かな攻めが中心となる。
繰り返しになるが、敵は地位的に上の人間である。激しくぶつかっては勝ち
目がない。
たまに強く攻めることも必要だが、基本は「静かに」だ。
その場合の「静かに」は、「相手にわからないように密かにやる」の「密か
に」ではない。
逆である。
相手にわかるように「密かに」やるのがコツなのだ。
「こいつ、なんかたくらんでんじゃないか」
敵にそう考えさせなければならない。
それに成功すれば、疑心暗鬼の雪だるまを大きくするのは簡単である。疑心
暗鬼の雪だるまが自爆へとつながり、その自爆が次の自爆を呼び、最終的にノ
イローゼとして完成するのだ。
一度スピードがついてしまえば、同プロセスは驚くほど早く進行する。
つまり最もインポータントなのは、出だしの「こいつ、なんかたくらんでん
じゃないか」なのである。
続きは次回に。
ひろ
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『お金がほしい24』
まだ復活していない。なので、軍資金はいまだに1831ドル73セントで
ある。
おそらく今週から復活できると思う。ブログのほうは、すでに再スタートし
ている(http://kabunuts.exblog.jp/)。
株売買をお休みしてる間につくづく痛感したのは、「株売り買いしてるヒマ
なんてねえじゃねえか」ということだ。
時間を確保するのがホントにむずかしい。主夫であってもだ。
私が株に費やせる時間は、1日のうち1時間もない。ちなみにそれには、
『Wall Street Journal』を読む時間も含まれる。
その程度の時間しか確保できない場合、やれることは限られている。
しかし、私のこれまでのスタイルは、ある程度、株用の時間が確保できる人
のものだった。
それに気づくのに4カ月以上もかかってしまった。
時間のない人には、それ用の株のスタイルというものが存在するはずであ
る。私がいま探しているのはそれだ。
追い回す株の数もぐーっと絞り込まなければならない。『Wall Street
Journal』の購読もやめようかと思ったが、株を抜きにしてもなかなかおもし
ろい新聞なので、このまま続けることにした。
友人の中には、「株を買ってずーっと置いてたらいいじゃん」とアドバイス
してくれる人もいる。
でも、そういうスタイルだったら、ブログとかこのコラムもおもしろくない
でしょ。
でもでも、実際に売り買いできてないんだから、その友人のアドバイスはあ
る意味正しい。
でもでもでも、やっぱり頻繁に売り買いするほうがいいなあ。
そういうこと言ってるから、自分のスタイルが見つかんないのよね。
ひろ
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『編集後記』
主夫生活にやっと慣れてきました。
驚いたのは、働いてたときより忙しいということです。
あと、こういう時間の使い方のほうが、私には合ってますね。
なので、普通のサラリーマン生活には二度と戻らないことにしました。かみ
さんは反対ですが。
ま、そのうちお金が必要になるので、会社生活に復帰することもあるかと思
いますが、できるだけ避ける予定です。
では、また来週。
ひろ
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『今週の歌』
「週日と 週末の差が ない毎日
テレビを見ながら 曜日に気づく ひろ」
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