2006年5月23日号(No.507)
目次
*『今週の問題』
*『NYJJ構造改革34』
*『不動産買え買え作戦11』
*『お金がほしい34』
*『LICジャパンタウン作戦19』
*『たわごとコラム』
*『今週の歌』
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『今週の問題』
今回は、北米トヨタのセクハラ騒動について語ってみたい。
皆さんすでにご存知だと思うが、北米トヨタの元社長秘書(日本人女性)
が、同社社長と日本のトヨタ本社を相手にセクハラ訴訟を起こしたのである。
『New York Post』は同ネタをトップ記事で掲載。デカデカと出たから、私
もびっくりした。
そのせいもあってか、同社長は速攻で辞任。いきなり社長が辞めちゃうとい
うケースも珍しいけどね。
ちまたには、その元社長秘書に対する批判もあるようだが、私は素直に「エ
ラい」と思う。パチパチパチ。
確かにカネ目当てという見方もできるかもしれないが、でも実際に「世界の
トヨタ」相手に訴訟を起こすには、かなりの根性がいる。
普通なら泣き寝入りでしょ。そこを訴えたんだからエラい。私は彼女を応援
する。
はっきり言って、日系企業のセクハラ体質を改善するには、こういう方法し
かないと思う。法的に白黒つけるという手ですね。
また、今回の訴訟がインポータントなのは、日系企業における将来のセクハ
ラ事件の予防になるからだ。
少なくともしばらくの間は、在米の大手日系企業でセクハラ騒ぎは起きない
だろう。
それはすべて、今回の彼女のおかげである。日系企業とそこで働く女性たち
は、彼女に感謝すべきよね。ホント。
現在セクハラされてる女性の皆さん、あなたも派手に訴訟しませんか。
泣き寝入りはいけません。他の女性たちのためにも、徹底的に戦いましょ
う。
ひろ
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『NYJJ構造改革34』
ちょっと古いが、私の目の前に『週刊NY生活』3月4日号がある。
同号の紙面を見て、しみじみ思う。
「時代はここまで来たか」と。
いやね、「アメリカ人マーケットを狙おう」という記事がたくさん載ってる
んですね。
まず第1面に日本食文化推進協議会の話でしょ。で、第3面にアメリカ人対
象の訪日観光誘致の記事。第5面が全日空の「イブニング・オブ・キョート・
イン・ニューヨーク」イベント。数年前では考えられない記事の顔ぶれだ。
ちなみに、ニューヨークの日本人コミュニティ内で「これからはやっぱりア
メリカ人マーケットでしょ」という動きが出始めたのは、約10年前だと思
う。
やっぱり物事が動くのって、10年ぐらいかかるのね。わたし的には時間か
かりすぎなんですが。
前記の記事の中で、私が最も注目してるのは「日本食文化推進協議会」であ
る。
ジェトロの主導で始まった会のようなのだが、何が嬉しいって、そのタイト
ル自体が「アメリカ人マーケットを狙おう」と語っているからである。
「日本食文化推進協議会」でしょ。ということは、どう考えても日本人を対
象にしてるわけじゃないよね。「日本食文化推進」なんだから。
私は、彼らが一体何をしようとしているのか、まったく知らない。うまく日
本食文化を推進してくれるかもしれないし、じぇんじぇん役に立たないかもし
れない。
ただ、それでもいいと思っている。
少なくとも同会は、ニューヨークの日本人コミュニティに対して「これから
はやっぱりアメリカ人マーケットでしょ」と公式に言ってくれたのである。あ
りがたい話よねえ。
というわけで、この『週刊Nuts』で「アメリカ人マーケットを狙おう」と繰
り返す必要もだんだんなくなってきた。次は「ではどうやって攻めましょう
か」だ。
よしよし。
ひろ
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『不動産買え買え作戦11』
さて、不動産の値段が結構落ち着いてきた。ちょっとずつ落ちてきてると
言ってもいいだろう。
つまり、不動産バブルは山を越えたのである。あとは落ちるだけだ。
問題は、その速度である。急激に弾けるのか、あるいはゆるやかに落ちてい
くのか。
私は、場所によっては結構なスピードで値が下がると思っている。
あと、以前も書いたように、ローンが払えなくなる人が出てくるでしょ。そ
の人たちの物件を銀行が差し押さえ、それがマーケットに流れ出す。すると、
さらに値が下がるというわけだ。
ポイントになるのは、このシチュエーションをどう活用するかである。
先日ふと考えたのだが、ニューヨークに住む日本人は、一体どのくらいの家
賃を無駄にしてるのだろうか。
ニューヨーク近辺に約10万人の日本人が住むと仮定して、その4分の1が
アパートなり家なりを借りて、家賃を払っているとする。とりあえずここで
は、ひとり月1000ドルということにしておこう。
2万5000人×1000ドル=2500万ドル(約28億円)
その2500万ドルのかなりの部分は、日本人コミュニティ内にプールされ
ないお金である。要するに、タレ流しの金だ。
家賃というのは、自分の資産にはまったく貢献しない。ただ家主に払って消
えていくのみなのである。
もし、その2500万ドルが資産形成のために使われたら、ニューヨークの
日本人コミュニティ内に毎月2500万ドルをプールしていくことになる。
ちなみに2500万ドルあれば、クイーンズで2ベッドルームのコープが約
100軒買える。
年にして1200軒。それが日本人のものになるのだ。
不動産は、コミュニティの力そのものである。元気のあるコミュニティは、
不動産もどっさり持ってるし、それらを活用して、次々に資産を増やしてい
く。
その方法をニューヨークの日本人コミュニティは知らない。結果として、巨
額な家賃がタレ流し状態なのである。
なので、日本人はもっと不動産を買うべきなのだが、いまはダメよ。先に書
いたように、これから値が崩れるからね。
もう少し待ってから、動き出すことにしましょう。
ひろ
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『お金がほしい34』
この前まで3447ドル16セントあった軍資金が、いきなり3091ドル
97セントまで減った。
結構儲かってた持ち株が、急に下がりやがったのである。
儲けも見事に吹っ飛んだ。早い時期に売っとけばよかったのに、惜しいこと
をした。
株を始めて1年。結果は、約1000ドルの損だ。
その1000ドルの授業料でいろんなことを学んだ。
一番の収穫は、株を気軽に買わなくなったことだろう。
これまでの約1000ドルの損のほとんどは、株のお気軽買いの結果であ
る。
何も考えずに雰囲気で買ったら、損しまくったのだ。当たり前だが。
少なくともその部分はちょっと成長した。最近はじっくり選ぶようになった
し。
でも、軍資金がなかなかもとに戻らないのは問題である。わたし的にはがん
ばってるつもりなのだが、増えては減り、増えては減りしている。
困った。
ひろ
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『LICジャパンタウン作戦19』
前回は、LAのリトルトーキョーとSFのジャパンタウンが死にかけてる理由を
お話しした。
「新しい血(日本から来た日本人)が入ってない」。それが理由である。
私が以前から気になっていたのは、日本人と日系アメリカ人の断絶である。
この2者はお互いに仲が悪い。私はそう言い切ります。
両者の仲が悪い場合、LAリトルトーキョーとSFジャパンタウンで「新しい血
を入れる」という動きが起こるわけないよね。犬猿の仲なんだからさ。
そういう意味では、西のジャパンタウンの衰退を語る場合、新しい血がどう
のこうのより、その断絶のほうが重要な意味を持つ。
ちなみに、同断絶はニューヨークにも存在する。そのことに関しては、この
『週刊Nuts』紙上でも『NYJAは滅びるよ』というタイトルで連載したことがあ
る(NYJAは「New YorkのJapanese American」という意味)。
日本人と日系アメリカ人が繋がっていない場合、当然コミュニティとしての
パワーは半減する。たとえば、街を維持することも(西海岸)クリエイトする
ことも(ニューヨーク)むずかしくなるわけですね。
では、なぜ両者は仲が悪いのか。
続きは次回に。
ひろ
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『たわごとコラム』
今年は花粉症がキツかったみたいですな。
これまで花粉症じゃなかった人も、いきなり鼻水や咳が出たりして、中には
気管支炎になった人もいるそうな。大変である。
ところが、以前から花粉症と付き合ってきたわたし的には、今年はラクだっ
たのである。
理由はただひとつ。レンコンだ。
日本で花粉症対策としてレンコンが流行ってるという話を先々月ぐらいに聞
いたんですね。
ネットで調べたら、出てくる出てくる。ホントに効きそうなのである。
そこで、私も実際に試してみることにした。
方法は、2つ。レンコンの煮汁を飲むのと、レンコンの生汁を綿棒で鼻の中
に塗るという方法である。
両方ともやってみたが、よく効いたのは後者だった。
去年、私の花粉症が始まったのは4月7日。今年も4月上旬から始まるだろ
うと読んで、その時期に鼻塗りレンコンをスタートした。
そしたらですね、花粉症の症状がじぇんじぇん出ないのである。
外に出るのをひかえていたわけではない。逆に、子供と一緒に遊ぶために、
通年より外出頻度は多かった。
にもかかわらず、4月中はかなりラクな展開だった。
「今年は花粉が少ないのかなあ」とか思っていたところ、5月に入って、鼻
水と咳が始まり、それが2週間ぐらい続いた。
でも、それで今年は終了。大変なのは、その2週間だけだったのだ。すべ
て、レンコンのおかげである。
鼻塗りレンコンを知らなかったら、ものすごいことになってたと思う。あ〜
コワ。
来年は皆さんもぜひお試しください。
ひろ
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『今週の歌』
「4月より 5月のほうが さむさむで
急に着るもの 逆戻りする ひろ」
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