1995年6月20日号
(No.67)
@週刊Nuts「平成の目安箱」
村山首相様
前略
首相、まだまだ辞めないで下さいよ。お願いします。
さて、首相、今回はちょっと国連の話をしようと思います。
日本って国連にやたらお金出してるんですよねえ。その割には日本人職員は少な
いとのこと。どうなってるんでしょうか。何が問題なのでしょうか。
私は個人的には、国連で働く日本人の数がもっともっと増えてくれればと思いま
す。それは日本という国にとってもプラスになるでしょうし、個々の日本人にとっ
てもいろんな意味で励みとなるでしょう。
では、どうやって日本人職員の数を増やすか? 国連で働くことを積極的に国が
国民にアピールする。常任理事国になる。日本語を国連の公用語にする。PKOをバ
ンバン送る。日本人職員の給料の、円高による目減り分を国がカバーする、などな
ど。中には相当物議をかもし出しそうな内容のものもありますが、公用語化なんか
良い手のような気がします。
この公用語化の話ですが、現在、国連には6つの公用語があります。英語、フラ
ンス語、スペイン語、ロシア語、中国語、そしてアラビア語。で、日本語をその七
番目の公用語にしようというのがその主旨です。
「日本語しゃべる人口なんか大していないんだから、そんなのアカン。」という
声もあるかもしれません。ところがどっこい、日本語をしゃべる人口というのは、
なんと世界第6位なんだそうです。フランス語人口より多いらしいですよ。で、
今、国連には6つの公用語がある。ということは、次の公用語が日本語でも別に
反則技ではないのです。
もし、日本語が公用語になったら、日本人及び日本にとってどのようなメリット
があるのか? 公用語化が成功すれば、まず、日本語を学習しようとする人は今よ
り増えるでしょう。日本語学習者が増えるということは、日本というものが「スシ、
ゲイシャ、スモウレスラー」に止まらず、間接的に世界に紹介されるということで
すし、それは閉鎖的文化を持つ日本にとっては非常に喜ばしきことです。
そして、公用語化が成功すれば、国連は、日本人にとってもっと働きやすい職場
になります。そうなったら「国連で働いてみよう」と思う日本人も増えるはずです。
で、行く行くは国連から日本の国会に議員を送り出したりして・・・。半分本気の
冗談です。
近々、ここニューヨークで日本語公用語化の運動が始まる、という噂です。その
運動についても詳しいことが分かりましたら、また改めてお知らせ致します。
今週はこんなところです。自民党のアホンダラによろしくお伝え下さい。では。
草々
「週刊Nuts」編集人 竹永浩之
Nuts世界観光案内:沖縄・北大東島編
沖縄の魚はマズい。沖縄の方、怒っちゃやーよ。でも、マズいのである。
なぜか。答えは簡単、脂がのってないからである。
沖縄の海は暖かい。冬でも水温は17ー8度ぐらいはある。であるからして、
お魚さんたちは脂肪を腹周りなどにつける必要はない。要するに「健康体」なの
である。
しかし、日本人というのはこの「脂身」を愛しているのである。イワシもサバ
も脂がのってなければ美味しくない。焼きながら脂がパチパチはねちゃったりし
て、「いやー、また大根おろしがこれに合うのよ」などと独り言を言いながら、
彼らの焼け行く姿をじっと見つめる。たまらんね。
この脂のパチパチジュウジュウ感というのが沖縄の魚にはあまりない。サクサ
クパサパサ感ならある。でも、ボク、それじゃ嬉しくないのさ。
酢味噌和えという手もある。採れたてのブダイなんかをさばいて、刺身にして、
それを酢味噌和えにして食う。潮の香りがして、頭の上には沖縄の真っ青な空が
どこまでも広がったりなんかして、オリオンビールを片手にそのブダイを頬張る。
あらま、結構良いじゃん。
その他にも甲殻類を使った料理がある。甲殻類とはエビとかカニの類である。こ
の連中は沖縄魚介類の中では、なかなかの3割打者で、刺身にしてもウマいし、簡
単に味噌汁にしてもウマい。
ボンベ背負って漁をした帰りなどに、よくゴシキエビ(白っぽい伊勢エビってカ
ンジかな。)などを採って帰った。海中を海底添いに陸に向かうと、横穴からヒゲ
が出ている。「なんだー?」とのぞいて見ると、エビちゃんたちがイッパイいる。
体長は30ー40センチぐらい。「ばあちゃんのお土産に一匹採ってくか」とその
ヒゲに手を伸ばし、一気に捕まえる。「ギィーギィー」と泣くエビちゃんをポケッ
トに押し込み、「そんじゃ、帰ろ」と午後の海底を陸に向かう。
帰って、エビ味噌汁の準備をする。まだギィーギィー泣いてるエビちゃんの胴を
真っ二つにする。まだ泣いている。でも、そこで躊躇してはいけない。できるだけ
一気に殺してあげる。だって、痛いでしょ。適当な大きさに切ったエビちゃんを沸
騰したお湯にぶち込み、煮る。そして、待つこと2時間。味噌ぶち込んで、味見し
て終わり。これが衝撃的にウマい。
沖縄の海産物はデカイ声で言う程ウマくはない。ただ、料理の仕方次第では、そ
こそこウマくなる。でも、ちょっとぐらい脂身がなくても、あの青い空と海と、よ
く冷えたオリオンビールがあれば、なんでも美味しく感じてしまうのかもしれない。
いつか戻ろ。
HIRO
自民党のアホンダラキャンペーン
例の在外投票権の話なのであります。
先日書きました通り、この秋に国会へ提出される予定の「海外在住邦人の選挙制
度」に関する法案では、「永住者はその対象から除く」、つまり「グリーンカード
保持者は選挙できない」ことになっております。おまけにこの法案は自民党が提示
したものであることが判明しました。
「なぜ自民党が永住権保持者を嫌うか」の理由ですが、まだはっきりとは分かっ
ておりません。前々回のNutsに書きましたように、「永住権保持者はその土地土地
である程度の影響力を持っていて、その影響力を自民党が恐れた」という読みもあ
りますし、「自民党は今でも海外の創価学会の力を恐れている」という話もありま
す。この創価学会の話ですが、以前、在外投票制度に関する法案が提出された時
(1984年、でも衆議院解散で廃案)も、自民党が「海外でやったら創価学会の
圧勝やないか。あいつら票バリバリ集めよんでー。そんなもん、アカンアカン。」
という意見で、それが、間接的にですが、その廃案に影響した、と見る人もいます。
ま、とりあえずハッキリしているのは、自民党はアホンダラである、ということ
です。そこで海外有権者ネットワーク・NYは、公式名「自民党への抗議文
キャンペーン」、別名「自民党のアホンダラキャンペーン」または「自民党への不
幸の手紙キャンペーン」を始めることとなりました。一応、この別名は裏の名前に
なっておりますので、あまりデカイ声で言い回らないでね。
やり方は簡単なのであります。抗議文を印刷したハガキを、先日千枚印刷しまし
た。英語のほとんどしゃべれない中国系印刷屋で、千枚75ドルでした。表には「
自民党総裁・河野洋平様」と書いてあり、あとは自分の名前と住所を書いて、切手
を貼るだけになっております。このハガキをNutsと一緒に置いておきます。「自民
党のアホンダラに自分たちがどのくらいアホンダラから思い知らせたろやないか、
このアホンダラ!」というお気持ちの方はご協力のほど、よろしくお願い致します。
ちなみに、ヨーロッパにも声をかけたところ、イギリス、フランス、ドイツでも「
自民党への抗議文キャンペーン」が始まることとなりました。面白くなりそうです。
うふふ。
それでは、自民党を攻めます。皆さまのご支援ご協力のほど、よろしくお願い致し
ます。 編集人
VOICE
@職さがしの為、エージェントにレジメを出しながら自分でも求人があれば自分で
コンタクトしていたのです。新聞を見てある会社に面接に行く事になりました。2
人の面接官が対応してくれたのですが、まずあいさつをすると、「アノォー、これ
エージェントさんからも来てますよオー」「エッ・・?そうなんですかァ」と同じ
物を見せられた。私は別に悪くもないのに何かイヤな気分でした。他の会社にも断
りもなく私のレジメを渡しているのだろうか?と思うとムッとしてしまう。「これ
はただのアルバイトだし、エージェントさんはねェー」と面接官もイヤがってたよ
うだった。自分で広告を見て行ってもすでにエージェントの手が回っていて何かじゃ
まをされたようで腹立たしい。
そのN社はイリーガルさえレストランに就職させる事で有名だと長年住んでいる友人
は言うのである。別の友人は日系企業の総務部で働いているが、たのみもしないのに
毎日何十名ものレジメをFAXで流してくるという。
じょうだんじゃない。まるでダイレクトメール会社のようだ。私が見せられたレジ
メにも住所と電話番号が付いていたし、悪用がなければいいが・・・一度登録した
レジメは回収不可能なのでしょうか?同じ体験でいやな思いをした人の声があれば
と思い、Nutsにメイルしました。もうコンピューターには入っているのだろう
し、・・・回収するだけでは・・・。ちなみに父の職業、主人の国籍、私の年令を
知りたがるというのは本当なのでしょうか?いくら就職難とはいってもおかしいと
思うのですが、そういう事はどこに聞いたらよいのか便利帳にものってないし、日
本とは違う就職活動にうんざりしています。
匿名ですいません。
@”ニューヨーク在住の日本人女性が鋭い”(Nuts#64)という御意見について、
ひとこと言わせてもらいます。確かに、そういった傾向がないとは言えません。私
自身、思いあたる点がいくつかあります。(ちなみにNY生活3年の女性ですけど。)
ただですね、レストランでの態度が悪いという箇所には、自信を持って反論させて
いただきます。・・・本当は”日本人”とか”アメリカ人”とかステレオタイプ化
して判断するのが嫌いなんですけど、でも、態度のデカさで言えば、日本人の女性
なんて(ニューヨーク在住者にしても)まだまだ、アメリカ人に及ぶものではあり
ません。私のバイトしているレストランに来る日本女性の方々は場所柄、ビジネス
ウーマンが多かったりするんですが、皆さん本当に礼儀正しいですょ。そりゃ、
はっきりものを言うし、日本から来た旅行者の方に比べたら、いろいろ注文も多い
かもしれません。でも、何も言わずにひたすらじーっとお茶のつぎ足しを待ってい
て帰り際にぶつくさ言われるより、その場ではっきり言ってくれた方が気持ちが良
いと思います。帰り際に”ごちそう様でした”と言ってくれるお客さんも、こちら
に住んでる日本人女性の方が旅行で来ている方よりも多いですょ・・・年輩の方は
ともかくとして。20ー30代(ま、10代後半も含めたとして。)の女性に関し
て言わせていただければ、全般的には、こちらに住んでいる人の方が、好感を持て
る態度のお客さんであることが多いというのが私の意見です。そもそも”態度の良
さ=柔らかさ”という判断の仕方自体がどうもしっくりこないんですょね。それに
”女性軍団”がパワフルなのは、はっきり言って万国共通なのであって、それが
ニューヨーク在住者であれ旅行者であれアメリカ人であれ、関係ない気がします。
まぁ、編集人の方が言いたかった”ニューヨーク在住の女性はキツくなる”という
点については否定しませんが、”レストランでの客としての態度が悪い”というの
はちょっと違う・・・いえ、かなり違う気がして一筆書かしていただきました。
ニューヨーク生活が女性をたくましく、鋭くするという件については、別の機会に
でも語らせていただきたいと思います。 投書人
P.S. ちなみに、客として一番態度がデカいのは、何と言っても日本人駐在員の男性
というのが私個人の意見です。(もちろん全員じゃないですけど。)
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