おまけコラム
2003年5月13日号(No.419)
5月28日(水)にジャパン・ソサエティーで沢木耕太郎さんの講演会があり
ます。私もそのイベントの企画にちょっと絡んでますので宣伝しちゃいます。
私の世代(今年37歳)には沢木さんのファンが結構いるんじゃないかと思い
ます。特にニューヨークの場合、沢木さんの『深夜特急』を読んでる人がかな
りいるのではないでしょうか。私は読んだことないんですが。
いつも何か新しいスタイルを探してるように見える沢木さんですが、もしお話
しできる機会があったら、「日本の海外ノンフィクションモノってどうにかな
んないですかね」と聞いてみたいと思ってます。
日本の海外モノと言えば、見学話とか苦労話ばかりでイヤになります。パター
ンが決まってますよね。
また「海外に住む」話の場合、文化や習慣の違いなどをあまりにも強調しすぎ
る傾向にあります。「違う、違う」の大合唱。要するにいつまでたっても傍観
者なわけです。
一方で、うまくその地にもぐり込んだ日本人が書くのが「いかに私は苦労した
か」話。汗と涙の物語です。
傍観するか、汗と涙でベトベトになるか。日本の海外ノンフィクションモノに
は、この2つしかないような気がするんです。
そこで沢木さんに聞きたいんです。「他にないんですかね」と。
もうそろそろ日本の海外ノンフィクションモノも進化したほうがいいんじゃな
いかしら、というのが私の意見です。フツーの海外というか、ありがたがらな
い海外というか。
そうしないと、日本人の海外を見る目はいつまでたっても変わらないと思うん
です。新しい視点が必要なんですよね。もう2003年ですよ。
そんなわけで沢木さんの講演会に関する問い合わせは、ジャパン・ソサエ
ティー(TEL:212−752−3015)までご連絡ください。
今週はこんなもんで。
では。
ひろ
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