おまけコラム

2003年10月20日号(No.432)




先週の土曜日、家でNutsを書いていたときにドアのブザーが鳴りました。
うちのアパートの場合、ドアのブザーが2種類あって、ひとつがアパートの玄 関のドア、もうひとつがうちの部屋のドアになります。
わたくし、てっきりアパートの玄関にだれか来てるもんだと思って、インター ホンで「ハロー?」とか言ってたのですが、だれも出ません。
「ガキどものイタズラだろ」と思って、私は再びNutsを書き始めました。
しばらくして、かみさんが「これ、ドアのところにあったよ」と紙切れを持っ てきました。それは、ポストオフィスの「書留持ってきたんだけどさ、留守 だったから持って帰るよ」チケットでした。
さっきのブザーは、アパートの玄関ではなく、うちの部屋のブザーだったので す。
そのチケットには、送り主欄に「Japan」とだけ書いてありましたが、私には その中身がなんであるかすぐにわかりました。
「在外投票用紙」
そう、在外選挙に参加するするための投票用紙だったのです。
「ひえええええ〜」
私は慌てて部屋を飛び出しました。
郵便局に持って帰られたら、週日にまた取りに行かねばなりません。でも、普 段は仕事。かなり面倒くさいことになるのでした。
アパートから飛び出し、まずとなりのアパートをチェック。郵便配達員の姿は ありません。その先の交差点まで走っていってまわりを確認しましたが、それ らしき人物は見当たりませんでした。
これは困った。
またもう一度、となりのアパートまで戻り、玄関の前で待ち伏せしてたのです が、だれも出てきません。頭の中では「どうしよう。週日に取りに行くにして も、職場との往復に1時間以上はかかるし・・・」と考え始めてます。
でも、ちょっとおかしいのも事実でした。通常の郵便配達員はチンタラした勤 務姿勢がウリのはずです。こんなに早く姿を消すはずがありません。
そんなことを考えながら、そのアパートの向かい側にある別のアパートを見る と、あらま、チャイニーズ系の配達員が玄関の脇に座って、携帯電話でおしゃ べりしてるではありませんか。
「イエ〜ス!!!」
私はそう叫びながら、道を渡り、おしゃべり配達員に駆け寄りました。そして チケットを渡し、郵便物をGet。
案の定、在外投票用紙でした。いやいや、あぶないところでしたね。
でも、こういうエキサイトメントが味わえるのも今回限りです。来年からは ニューヨークも在外公館投票ができるようになりますからね。
というわけで、これから投票用紙を受け取る予定の皆さんも、郵便配達員を ちょっと泳がせて、彼らのあとを追跡してみてはいかがでしょうか。
一瞬ですが、エキサイティングな刑事気分が味わえます。
今週はこんなもんで。
では。
                        ひろ



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「週刊Nuts」編集部


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