◆◆◆◆ New York Tabroid Magazine "Nuts Journal" ◆◆◆◆
『NYタブロイド・マガジン “Nutsジャーナル”』
1998年11月27日 創刊号 NO.1
*今日のひとこと*
ビレッジのカフェで友人同士の漫才を見物する、今年のサンクスギ
ビング・デーでした。(こ)
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★エイズと宗教の対立★
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小西樹里
12月1日は世界的なエイズ予防の日。ニューヨークのマンハッタン
ではその日を目前に、飾りコンドームのクリスマス・ツリーについての
ひと騒動があった。
11月24日付けの「New York Post」によると、セントラル・パークの
スケート場にコンドームのクリスマス・ツリーを設置する許可を申請し
ていたのは、株式会社リーバイストラウス(リーバイス)。企画してい
たのは高さ約11メートルの巨大ツリーで、それは色とりどりの包装
されたコンドームで飾られる予定だった。
道徳を持ちだしそれに反対したのは保守派のカトリック連盟だ。代
表のウィリアム・ドノヒューは「リーバイスの製品には上品さが感じら
れない。彼らはこれまでも合法的にクリスチャンを侮辱してきたが、
今回のことでリーバイスがいかに馬鹿な会社であるかを理解した」と
語る。
それに対してリーバイスは「この企画はエイズ教育と予防キャンペ
ーンのほんの一部にすぎない。私たちが16年間続けてきたこの運
動から得た、20億もの寄付金はすべて人命救助のため。コンドー
ムはエイズから人の命を守るために必要なものだ」と主張した。
宗教の教えを重んじるこの国で、人命尊重の定義を見つけることは
難しい。カトリック信者は生まれてくる命のためにコンドーム使用を批
判し、リーバイスはコンドーム使用にて人の命を守ろうとしている。
お互いが同じ目的を持ちながらも対立しあう、皮肉な争いが起こって
いる。
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