◆◆◆◆ New York Tabroid Magazine "Nuts Journal"◆◆◆◆
『NYタブロイド・マガジン “Nutsジャーナル”』 1999年2月8日号 NO.18
*今日のひとこと* アスタ・マニャーナ、ブエノス・ナチェス。学校で習っているスペイン 語のせいで、思考が1/4くらいエスパニョ−ル。(こ)
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=================== ★元ニュース・キャスターの性差別訴訟★ ===================
斉藤真紀子
ジャネット・パッキンパウ氏は、3年前、コネティカットのローカルニュー ス番組を降板させられた。それまでベテランキャスターとしての地位 を築きあげてきた彼女は、納得がいかず訴訟を起こし、今年1月28日、 830万ドルが賠償金として支払われた。裁判官は性差別による不当 な解雇とする原告の主張をみとめた。
この裁判は、高額の賠償金(請求額の約2倍)もさることながら、ニュー ス番組の慣行である、男性女性のペアによる番組形態そのものを問 題にしたということで注目を集めている。ペッキンパウ氏の言い分は こうだ。男性とペアを組むことによって、女性は若手が優先されてしま う、と。つまり、「職業条件として明文化されてなくとも、男性、女性に 求められている役割が(男女をペアにすることで)強調されてしまう」 (ボストングローブ)ということなのである。
この訴訟が、「男女のペア進行によるニュース番組づくり」のあり方を 問い直すきっかけになることは必須だ。だが番組の制作側には、視 聴者の「求めるもの」に沿わなければいけないというジレンマがある。 そのなかには、「男性は若くて見栄えのいい女性、そして女性は自分 より年上の男性を求める」(ボストンWGBHチャンネルのプロデューサー、 同紙)という指摘にもあるような「一般論」もふくまれる。
アメリカでもほんの四半世紀前、テレビに白人男性のみが登場したと いう時代もあった。男女ペアのニュース番組は、アメリカ社会の多様性 を反映させ、人種や性による差別をなくそうとしてきたテレビ界の成果 のひとつだったともいえるのである。それが今、また新たな課題をつき つけられつつある。
(ボストングローブ1月30日付参照)

「Nutsジャーナル」編集部

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