◆◆◆◆ New York Tabloid Magazine "Nuts Journal"◆◆◆◆
『NYタブロイド・マガジン "Nutsジャーナル"』 1999年2月23日号 NO.21
*今日のひとこと* 言葉にするのは簡単だが、実行し継続させることは難しい。(こ)
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================= ★タイムズスクエアの子供用下着広告★ =================
斉藤真紀子
タイムズスクエアを雑然といろどるファッション広告のパネルに、 2月17日カルバンクラインが子供用下着の宣伝キャンペーンを くりひろげる予定だった、が、市民の抗議により18日には登場 早々にしてとりさげられることとなった。
年のころは3歳から5歳くらいの男子が下着のパンツをはいて にっこり笑って立っていたり、ソファーに横になって遊んでいると いった写真広告に、ジュリアーニ市長が「悪趣味の最たるもの だ」と非難すれば、人気トークショー司会のロージー・オドネルが 「もうカルバンクラインの下着は買わない」と憤った。2月17日に タイムズスクエアに大きなパネルで掲載された広告は、わずか 数時間後に白い布がかぶされ、次の日には、もとの青年男女に よる下着姿のパネルへと取り替えられた。
この広告に出てくる下着姿の幼児たちの姿が示唆する「セクシュ アリティ」が問題なのだ、と批評家たちはいう。この写真で、無 邪気に遊んでいる被写体の子供は、一方で、大人たちのゆがん だ性の被害者としてクローズアップされることが少なくない。アメ リカ社会で社会問題化されている、幼児に対する性的虐待がそ の例である。
毎日タイムズスクエアを横切り通勤している筆者も、挑発的な ポーズの女性モデルの下着広告に目がくぎづけになることがあ るが、それは公共の目にさらされている広告が、社会通念をこえ るか、こえないかというきわどさに対してはらはらしてしまうから である。幼児の「セミヌード」(前出の批評家による表現)を広告 として出したカルバンクラインに、そうしたきわどさに挑戦しようと いう意図があったか、あるいは単にタイムズスクエアに進出する ディズニーショップの客層をねらって広告を打っただけなのか、 その辺のところは推測の域を出ないが、このような否定的な反 応を予測できなかったのは確かなようだ。
(2月18日ニューヨークポストの記事より)

「Nutsジャーナル」編集部

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