◆◆◆◆ New York Tabloid Magazine "Nuts Journal"◆◆◆◆
『NYタブロイド・マガジン "Nutsジャーナル"』 1999年3月28日号 NO.28
*今日のひとこと* 人類の宇宙開発が進んでいる。健康的に生きることにしたのは 早めに宇宙に行こうと企んでいるからだ、と言うと笑われる。(こ)
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================== ★警察にたよらない地域改善プログラム★ ==================
斉藤 真紀子
ワシントンハイツとよばれる、マンハッタンの北部地域で、警察による 地域改善プログラム計画に対し住民が抗議をし、警察側はこれを受け、 身を引くかたちとなった(3月21日付けニューヨークタイムズ)。
ニューヨーク市警察が、2ブロックほどの規模の「モデル地域」を一定 期間徹底的に監督するこのプロジェクトは、1997年6月にハーレム地区 で開始されて以来、すでに20以上もの地域で効果をあげ、市の犯罪 件数の減少に大きく貢献した。
ニューヨーク市の犯罪件数は、地域、あるいは区画ごとに大きな開き がある。麻薬、殺人および売春などの問題が、ある特定の地域で集中 していることを考えれば、このプロジェクトは地域の住民に歓迎されて もよいはずである。しかし住民には、警察の力を借りたくないという事情 があった。
ひとつは、警察官に41発の銃弾を浴びせられ命を落としたアマドー・ ディアロ(Nutsジャーナル2月16日号参照)事件以来の警察に対する不 信感がある。そして、モデル地区となるブロックを数ヶ月間封鎖し、出 入りする者に警察が尋問をする、といった「徹底ぶり」を懸念する声も ある。あるモデル地区の住民は、このプログラムにより、恩恵を受ける どころか人通りがとだえ店の経営が傾いてしまった、となげく。
そこで、159ストリート(ブロードウェイ、アムステルダムアヴェニュー付近) では警察にたよらず、住民みずからの手で地域改善プログラムを遂行 させようという動きが出てきた。アマドー・ディアロの事件を契機に、ニュー ヨーク市の警察と市民が対立、あるいは衝突する場面が多い今日この頃 であるが、その副産物として、市民の自発性が芽生えつつあるといえる かもしれない。

「Nutsジャーナル」編集部

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