◆◆◆◆ New York Tabloid Magazine "Nuts Journal"◆◆◆◆
『NYタブロイド・マガジン "Nutsジャーナル"』 1999年4月10日号 NO.31
*今日のひとこと* 映画かクラブかビリヤードかカラオケ、というニューヨークの夜の遊び。 みんながビリヤード好きなのもわかる気がする。(こ)
*******************************************
========= ★医療用マリファナ★ =========
田中 壮
ヨーロッパの一部では、マリファナは合法であるが、麻薬大国のアメリカでは、 一部地域での例外を除いて、違法である。例外とは、タイトルにもあるように 医療用の場合である。シカゴのあるイリノイや、ニューヨークなど、二十七州が マリファナの利用を何らかの形で合法化している。
二十七州の内訳は、以下の通りである。カリフォルニアやアラスカを含む五州 では、国民投票により、医療用に限ってでマリファナが合法化された。イリノイ やニューヨーク、テキサスを含む十二州では、定められた病気を患っている患 者だけが、研究目的に限って、マリファナを吸うことが出来る。首都のあるワシ ントンを含む四州では、承認されたマリファナ療法が合法である。東海岸四州、 イリノイの北にあるウィスコンシン、そしてテキサスの東にあるルイジアナでは、 限られた病気には、医師がマリファナを処方することが許されている。
今までで最も総合的な、290ページに及ぶ連邦政府のマリファナの論文は、マ リファナが医学的には有効である、という科学的な証拠を提示している。全部の 州で合法化されていないのは、様々な理由でマリファナに対して根強く反発する 人々がいるからである。医学的な証拠など無い、合法化すれば、若い人達に間 違ったメッセージを送ることになる、と思っている人や、病気で死んでいく人達に マリファナは必要無い、彼らに必要なのは良い薬だ、と言う人もいる。また、マリ ファナの乱用を恐れている人もいる。
論文には、マリファナが限られた範囲で医学的に有効とはいえ、癌になったり、 肺を傷めたり、妊娠した女性が吸えば、赤ちゃんにも悪影響が出る可能性があ る、と書かれている。全州で、医療目的でのマリファナが合法化される日は、し ばらく先になりそうだ。
(Chicago Tribune. Mar. 18, 1999. p.1&26)

「Nutsジャーナル」編集部

ホームページにもどる