◆◆◆◆ New York Tabloid Magazine "Nuts Journal"◆◆◆◆
『NYタブロイド・マガジン "Nutsジャーナル"』
1999年4月25日号 NO.34
*今日のひとこと*
河と影のビル群となったマンハッタンと自由の女神と、夜明け前の
微妙な色の空を、朝日が昇るまでみんなでずっと眺めていた。(こ)
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★同性愛遺伝子の存在をめぐる論争★
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野村綾子
先日、カナダの研究チームはここ数年広く発表されている同性愛と
遺伝子の関連性を否定した。
ディーン・ヘイマー博士は1993年、同性愛男性者の遺伝子を調
べた結果、男性同性愛を決定する遺伝子があると発表した。ディーン
博士が調べた40組の同性愛男性のうち33組のX染色体下半分に
同一性が見られたことから、そのXp28と呼ばれる範囲の一つもし
くはそれ以上の遺伝子が同性愛の原因である可能性が高いと推断
した。X染色体とは、母親から受け継がれ父親からの染色体と結合
し、子供の性別を決定する遺伝子である。
今回、ウェスタンオントリオ大学のジョージ・ライス博士が率いる
カナダの研究チームは、52組の同性愛男性の遺伝子を調べ、X染
色体と同性愛の関連性は低いと先の結果を覆す結論を出した。
同性愛は先天か後天かをめぐる科学者達の論争は終結を見せない。
現在の遺伝子科学は未熟で、人間の複雑な行動を支配する遺伝子
を突きとめることには限界があると、論争自体を客観視する学者も
いる。
当の同性愛男性者達はというと、「同性愛遺伝子が発見されようがさ
れまいが、我々が社会で受ける不正と不平等は解決されない。」と、
科学的関心よりも政治的関心を示している。
(4月23日付け、ニューヨークタイムズ参照)
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