◆◆◆◆ New York Tabloid Magazine "Nuts Journal"◆◆◆◆
『NYタブロイド・マガジン "Nutsジャーナル"』
1999年6月17日号 NO.43
*今日のひとこと*
久しぶりに日本のマンガにはまって読みまくり、こんな時間の費や
し方はアメリカ人には理解できないだろうなあ、と思った。(こ)
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★フォスターケア制度★
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斉藤真紀子
米国のフォスターケアシステム(里親制度)は、両親に死に別れたり、
家庭環境にめぐまれない子供たちをひきとり親がわりに育てるという
ものである。このような養子制度は法的にも整備されており、アメリカ
社会にひろく受け入れられている。
ところが、このフォスターケアの柱となる法律と闘いながら、家族とふ
たたび一緒に暮らせることを願っている20歳の女性がいる。
ニューヨーク市ブルックリン在住のナディア・スワンソンさんは、今年4
月に母親を亡くしたと同時に、幼い2人の「妹たち」とも離ればなれに
なってしまった。ナディアさんのそれぞれ8歳と4歳になる「妹たち」は、
生後まもなくナディアさんの母、アンジェラさんにひきとられた養子で
ある。母の死後、ナディアさんはこの2人の妹を自らの手で育てること
を希望したが、ニューヨーク市の規定により、21歳(一般的にアメリカ
で成人とみなされる年)に満たないナディアさんにはその権利がない、
とされた。
市の当局は、ナディアさんと2人の妹たちとの近しい家族としてのか
かわりを認めながら、法律にしたがって2人をほかのフォスターペア
レント(里親)のところへ送ってしまった。看護学校へ通いながら、メン
タルヘルスケア事務所でパートタイムの仕事もこなすナディアさんは、
年齢制限の「例外」規定を求め、裁判所に申し立てをしている。
「ほかのシングルマザーのようにスケジュールをやりくりすることは可
能だし、安定した収入と適当な住居があり、犯罪歴は無しというフォ
スターペアレントの資格をクリアしているのだから」と彼女は主張する。
たとえナディアさんが21歳になってから養育権を主張したとしても、そ
れまでにほかのフォスターペアレントが決まってしまえば、ナディアさ
んが妹たちを取り戻せる保証はない。子供たちがそのあいださまざま
な環境の変化を経験しなければいけないのは不当なことだとナディア
さんは主張する。
フォスターペアレントになると市から養育費が供給されるため、中には
「お金のため」とわりきって、里親になるケースもあり、その責任感が
問われるような「事件」がニュースとして取り沙汰される場合もある。
対するナディアさんは「家族について責任を持つのは当然のこと。私
は母がしたことを学び、受け継いでいくだけ」と語っている。
(6月8日付ニューヨークポストより)
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