◆◆◆◆ New York Tabloid Magazine "Nuts Journal"◆◆◆◆
『NYタブロイド・マガジン "Nutsジャーナル"』 1999年9月14日号 NO.58
*今日のひとこと* ひさしぶりに日本の報道番組のビデオを借りて見て、映像の影響力の大きさ をかんじた。ただ報道される真実がまげられていないことを望みたい。(こ)
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=========== マンモス大学の行方★ ===========
小西樹里
ニューヨークの地名を代表する名前をもつ私立大学、ニューヨーク・ユニバー シティ(NYU)はマンハッタンのダウンタウン、グリニッジ・ビレッジに本校をかま える、全米でも有名な4年制大学だ。
1831年に創立され、最近はテレビドラマの舞台にもなっているこの大学には、 カレッジ・ライフをニューヨークで楽しみたいと願う、子供たちの入学願書があと を経たない。現在、NYUの学生の80%が、州外や海外から学びにきている寮 生で、そういった生徒たちの生活を保証する寮設備がこの大学には整えられて いる。
1999年9月現在も、マンハッタンの14丁目のユニオン・スクエア周辺に11 5 億ドル(約115億円)をかけた、1万人収容可能の巨大寮を建設中。これは NYUの17番目の寮にあたり、施設を整え教育水準をあげることによってアメ リカの名門大学一連、アイビーリーグ加入を目指しているNYUの方針をうか がわせる。
だが、そういった巨大建築物が周囲の環境にあたえる影響のことが、問題に なっている。地元の住民グループは、新しい建物の建設期間に悩まされる騒 音や交通渋滞、そして着工後に建物が作り出す巨大な影による生活環境の 変化を懸念している。また、モダンな建物の外観が、ニューヨークの古い建物 の街並みがもつ雰囲気をみだすのではないか、という心配の声もあがっている。
今年から取り壊しがはじまったNYUの学生センターは、2001年に現在の2 倍の大きさのモダンな建物に生まれ変わる予定だ。しかしそのセンターやNYU 所有の建物が集中するワシントン・スクエアは、アメリカの古き良き時代の面 影をのこす歴史ある地域で、住民の建設反対の声もおおきい。これまでNYU は環境を考え、新しい建物をレンガ作りなどにしてきたが、今回の新学生セン ターについて、計画の変更は発表していない。
低いアパートの街並みにそびえたつ巨大なビルが、周囲にどのような変化を 与えるかということを再一考する必要がある。都市と一体化した大学を目指す ならば、その土地で暮らす人々に何らかの配慮がなされるべきだ。
(New York Universityの寮施設に関するホームページ: http://www.nyu.edu/housing/ug_reshall.shtml/)
(参照・The Village Voice, September 14, 1999)

「Nutsジャーナル」編集部

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