◆◆◆◆ New York Tabloid Magazine "Nuts Journal"◆◆◆◆
『NYタブロイド・マガジン "Nutsジャーナル"』
1999年9月30日号 NO.60
* 今日のひとこと*
「小説なんて読むひまがない」と、ある日本人の大学教授に言われて、いま
小説を読むべきときではないのだ、と改めて勉強の必要性を感じた。(こ)
*******************************************
===============
★日本人アーティストの海外進出★
===============
小西樹里
日本国外でデビューし、海外で活躍する日本人ミュージシャンに「チボ・マット」
や「少年ナイフ」といったバンドがいるが、最近、日本で名を知られるミュージ
シャンたちの海外進出がめざましい。
昨年10月には、若年世代に絶大な支持をえている「ドリーム・カムズ・トゥルー
(通称ドリカム)」が全米ライブをし、CDデビューをはたした。また音楽家として
世界的に有名な坂本龍一氏や、フレンチ・ポップ・シンガーのカヒミ・カリィさん、
ロック・グループのミシェル・ガン・エレファントもニューヨークでライブを行ってい
る。日本映画の進出と同時に、日本人ミュージシャンたちも、その存在を海外
にアピールしはじめている。
9月23日から25日までの3日間、マンハッタンの15丁目にあるライブ・ハウス
「アービング・プラザ」でおこなわれたのは、ニューヨークを拠点とするレコード会
社、マタドール・レコーズの創立10周年記念ライブ。そこに所属するミュージシャ
ンやバンドのいくつかが、ひとつのライブに同時出演するというもの。そのライブ
に日本人の姿が多く見られたのは、元フリッパーズ・ギターの小山田圭吾氏ひき
いる「コーネリアス」が出演するためだったと思われる。
そして、ラップやロックといったバラエティー豊かな5組のバンドの演奏後、コー
ネリアスは最後にステージにあらわれた。
その登場の仕方は、他のどのバンドとも違うユニークなものだった。ステージ上
に設置されたスクリーンに映像が映し出され、コーネリアスという機械的な言葉
が繰り返されると、ステージ中央にあったドラを小山田氏が叩き、それを合図に
演奏がはじまった。バンド構成はギターの小山田氏を中心に、キーボード兼ギ
ター奏者と、ギター奏者という3人の組み合わせ。しかし演奏の中では、笛やドラ
などが使われたり、スクリーンには音楽に合わせてアニメの映像が映し出された
りと様々な工夫があり、観客を楽しませてくれた。音楽にも多様さがあり、最後の
曲の演奏が終わっても、アンコールの拍手がしばらく鳴り止まなかった。
洋楽が日本で当たり前に聴かれるように、海外でも日本の音楽やミュージシャン
の名が日常的に聴けるようになればいいのだが。世界の舞台を目指すアーティ
ストたちは、これからも増え続けることだろう。
ホームページにもどる