◆◆◆◆ New York Tabloid Magazine "Nuts Journal"◆◆◆◆
『NYタブロイド・マガジン "Nutsジャーナル"』 1999年10月9日号 NO.62
*今日のひとこと* 暖房が入った部屋と寒い外気の温度の差から、冬の到来を感じる。 きれいに晴れた冬の日は、なぜかいつもよりすがすがしい。(こ)
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=========== ★高速料金所はどこへ★ ===========
田中 壮
政府や約束した、高速道路の建設費用が支払われた日には、きっと料金 所を取り払うから、と。その日は15年も前に来たのに、料金所は取り払わ れるどころか増えつづけている。日本の話ではない。
イリノイ州知事ジョージ・ライアンは本気だ。これから数年にわたって、440 キロメートルにおよぶイリノイ州の有料道路を、すべては約束できないが、 少しずつ無料道路にしていこうとしている。これは彼の公約である。
何しろ有料道路はお金がかかる。有料道路のうち、62パーセントは建設さ れてから40年以上たっているし、20年後にはなんとすべてを再建しなけ ればならなくなる。その費用は約40億ドル。新しい料金所の設置にも莫大 なお金がかかる。特に今は、I-Pass(自動料金収受システム)の取りつけや、 違反防止用のカメラの設置に忙しい。
また払う側からしてみても、たった25セントから70セントと日本に比べたら 信じられないくらい安いお金とはいえ、チリも積もれば山となる。なにより、 いちい料金所があるごとに止まって払うのは時間とガソリンの無駄だし、渋 滞の原因にもなる。
問題は、有料高速道路から得られる345億ドルものお金の変わりを、どこ から持ってくるか。もし料金所がなくなれば、市民に余分の負担がかかるの は必至なのだ。また、数年後に料金所を取り払っていくのならば、せっかく 配置したI-Passは無駄ではないか。
(Chicago Tribune. September, 15. 1999. P.1&20, Metro Northwest. September, 26.1999. P.1&2)

「Nutsジャーナル」編集部

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